今年、2019年の5月ごろに雨漏りに気づかれたそう。普通の雨では雨漏りはなく、風が吹いて横なぐりの雨になると雨漏りが発生。まずはビルを建てた会社に連絡を取り、担当業者をアテンドしてもらったものの、納得の行く調査が行われないまますぐ施工の段取りに進んでしまいました。「初めての雨漏り体験・外壁の塗り替えに不安もあった」という取締役、その不安を抱えた中での進行に気持ちもついて行かれず、一旦保留に。
そんな中、ネットで弊社を知り、ご連絡をくださいました。数社にご連絡されたそうですが、地元の弊社の実績と現場での調査に信頼を寄せてくださり、お選びいただきました。
実際の工期は9月初旬〜10月初旬の約1ヶ月間。結果からすると今年の台風シーズンのピークに当たってしまいました。15号の時は足場が組んでありましたが、急遽現場を覆うメッシュは外しました。幸いなんの被害もなく、無事台風は通過。続いた19号の時には、幸いにも前日に足場を解体、こちらも難を逃れました。こうした工事は天候との戦いでもあります。塗装の乾きなどもその時期の気候によって乾燥の時間も変化し、雨や台風などもスケジュールに影響が出るため、予報を逐一確認しながらの作業が必要となります。お客様のご理解、ご協力もあり、完了させることができました。
今回の施工で非常に重要だったのが「調査」のプロセスでした。足場を立てることによって外側からしっかりと外壁部分を調査することができ、雨漏りしている箇所を特定することができたのです。建物の南北(正面と背面)は割と目視しやすいのですが、隣接する敷地があるため東西は普段確認することも難しく、現状を把握できていなかったのです。
蓋を開けてみると、ダクトを留めているネジが受け側に対して短すぎて、取れてしまっていたり、ネジ穴に対して留めているネジが少なかったり、外壁に合っていないネジが使われていたということもわかりました。こうしたことは、ぱっと見ではなかなか把握することはできません。やはり入念な「調査」がとても大切なのです。
「調査、施工はもちろんのこと、竜誠さんの顧客視点に立ったアドバイスが非常に助かった」と取締役。というのも、今回のこの工事、雨漏り修繕と外壁塗装なので、なかなか思い浮かびませんが、火災保険で対応することができたのです。しっかりと調査を行い、風や雪による被害であることを写真付きの報告書にまとめ、保険の申請を行いました。弊社の長い経験の中で知っていることでお客様の利益に繋がることはしっかりお伝えして行きたいと思っています。
今回施工したことで、15年〜20年の耐久性が持続します。また次回メンテナンスが必要になった時にも再び選んでいただけるよう、しっかりとした仕事をこれからも続けて行きたいと思っています。