rc造の住宅にお住まいの方へ!コンクリート外壁に適した塗装方法をご紹介!
2023.5.24
頑丈なrc造の住宅に住んでいると、ついついメンテナンスをしなくても良いのではないかと、気が緩んでしまうものです。
しかし、ご自宅を良い状態で保つためには、rc造の外壁も定期的に塗装をして、メンテナンスすることが欠かせません。
今回は、塗装の目安になるrc造外壁の劣化症状と、rc造に適した塗装方法についてご紹介します。
rc住宅にお住まいの方で、汚れや劣化が気になっている方は、ぜひご覧になってください。
□rc造の外壁が劣化した時の症状
rc造の外壁では、どのような症状が現れたら塗装を検討するべきなのでしょうか。
ここでは、塗装工事の目安になる、rc造外壁の劣化症状についてお伝えします。
*汚れ・変色
コンクリートの外壁は、雨だれやチリ・ほこりによる汚れが付着したり、黒や緑に変色したりすることがあります。
これらは、機能性の観点から見ればそれほど問題ありませんが、ご自宅の美観が損なわれてしまうので、必要があれば塗装して綺麗にしましょう。
*ひび割れ
ひび割れが入ってしまうと見栄えが悪くなってしまうだけでなく、割れ目が大きい場合には、ひび割れから雨水が侵入してしまう恐れがあります。
雨水が侵入して、コンクリートの内部にある鉄筋にまで到達してしまうと、コンクリートの壁が壊れる危険性があるため、そうなる前に塗装を実施しましょう。
*サビ
コンクリートで住宅を作る以上は、建物の強度を保つために、必ず内側に鉄筋が入れられています。
この鉄筋がひび割れから入った雨水や空気に触れてしまうと、サビが生じてしまいます。
サビは甚大なリスクにつながる恐れがあるので、早めにメンテナンスを検討しましょう。
□rc造に適した塗装方法とは?
ここからは、rc造に適した塗装方法を4つご紹介します。
それぞれ異なる特徴があるので、それぞれの方法について把握して、最適なものを選びましょう。
1.撥水剤による塗装
撥水剤は、コンクリート外壁の防水性を保つために使われる塗料のことです。
防水性が高いことで、汚れがついても簡単に洗い流せるため、住宅の美観を長持ちさせられます。
ただし、耐用年数は5~7年と短いため、定期的なメンテナンスが必要になる点には配慮しましょう。
2.カラークリアー塗料による塗装
カラークリアー塗料は、外壁に色を付けるものなので、汚れや傷を目立ちにくくできるメリットがあります。
しかし、こちらの塗料方法では、撥水剤の上からカラークリアー塗料を塗装することになるため、高額になりやすい点がデメリットとして挙げられます。
3.弾性塗料による塗装
塗料自体に伸縮性のある弾性塗料は、ひび割れにとても効果的な塗料です。
ひび割れを起こさないことで、ご自宅の内部に雨水が侵入するのを防げるため、快適な住まいを維持できます。
ただし、カラーの強いペンキのような塗料になるため、コンクリートの見た目が損なわれてしまう点がデメリットといえるでしょう。
4.再現工法による塗装
打ちっぱなしのコンクリート風に塗装を塗り直し、新築の時と同じような外観に戻す方法のことを「再現工法」といいます。
新築時の美観を取り戻すためには最適な方法ですが、費用は高額になる傾向があるため、メリット・デメリットの両方を踏まえたうえで検討しましょう。
□まとめ
rc造の住宅では、汚れや変色をはじめ、ひび割れや鉄筋のサビなどの症状が見られた場合は、早めに塗装することを検討しましょう。
また、rc造に適した塗装方法としては、お伝えした4つの方法があります。
ただし、それぞれ異なる特徴を持つため、メリット・デメリットを考慮したうえで、どの塗装方法にするか決めるようにしてください。