モルタル外壁の特徴とカラーモルタルについてご紹介します!
2023.5.16

モルタルは古くから人気のある外壁材の1つです。
施工に手間がかかることがデメリットで、最近ではあまり使用されなくなっていますが、玄関や外構には今でもよく使用されています。
今回は、モルタル外壁の特徴とカラーバリエーションについて解説します。

□モルタル外壁の特徴とは?

モルタルとは、セメントと砂、水を混ぜてペースト状にしたものです。
モルタルはとても用途が広い素材で、住宅の仕上げ用素材として使うときには、ペースト状になったものを外壁や内装壁、土間などに塗って仕上げます。
タイルやレンガを貼るときの下地材から、外壁や内装壁の左官壁の下地材まで、幅広く使われています。

モルタル外壁の1つ目の特徴は、耐久性に優れていることです。
台風や竜巻により、飛来物が建築物に衝突します。
モルタルは、そのような力が加わった場合でも簡単には破損しません。
強度の観点から見れば、モルタルは強いといえるでしょう。

2つ目の特徴は、豊富なデザインです。
モルタルはペースト状の外壁材を職人が塗布して仕上げます。
デザインや意匠の自由度は高く、理想の外壁を実現しやすくなるでしょう。
さらには、多様なカラー・デザインパターンがあり、外壁に凝った模様を入れられます。
また、複雑な形状の壁にも施工しやすい点もポイントです。

3つ目の特徴は、優れた遮熱・防火性があることです。
モルタルの原材料は、セメント・砂・水です。
熱伝導性が低く、外気温の影響をさほど受けません。
真夏でも室内温度が急激に上がることはありません。

また、モルタルの原料はいずれも不燃性のため、防火性が高く、万が一火事が発生しても延焼しにくい特徴があります。
内部が全焼しても、壁だけは残存しているケースも多々あるほど、モルタルは高い防火性を誇っています。

□モルタル外壁にカラーバリエーションはある?

モルタル外壁の色は、一般的にはグレー・ベージュ・茶色が基本的な色の選択肢として用いられています。
最近では、オレンジやグリーン、ブルーなどの鮮やかな色を選択することも増えてきています。
色モルタルとは、白色ポルトランドセメントに顔料を加えて着色したモルタルのことをいいます。
墨入りモルタルや、既調合で色を付けたモルタルも、色モルタルに含まれます。

近年のモルタル外壁カラーのトレンドは、「ホワイトカラー」と「グレー」です。
白色は高級感や清潔感がある印象を与え、夏場は涼しく、冬場は温かみが感じられる色として注目されています。
グレーは様々な住宅のスタイルに合わせやすい色として注目されています。

□まとめ

今回は、モルタル外壁の特徴とカラーバリエーションについて解説しました。
現在の主流はサイディングですが、改めて考えてみると、モルタル外壁はデザイン性が自在で、耐火性・耐衝撃性に優れるメリットの多い外壁材だと気付かされます。
ご不明点や疑問点があれば、お気軽に当社までお問い合わせください。