外壁塗装を検討している方へ!軒天のメンテナンス方法をご紹介!
2023.4.9

外壁塗装を検討している方の中に、軒天についてお悩みの方はいませんか。
「メンテナンスが必要」と聞いていても、軒天の役割や重要性がよくわからないと、お金をかけることにためらってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、軒天の役割やメンテナンス方法について解説します。

□軒天の役割

1つ目は、美観性の向上です。
屋根の裏側に軒天を張ることで、野地板や垂木などの構造部分を隠し、住宅の見た目をすっきりと見せられます。
特に、和風の住宅の中には、軒天を貼り付けた後に化粧垂木(けしょうたるき)を取り付けて、デザイン性を高めているお住まいも見られます。

2つ目は、雨水や日差しによる外壁の劣化防止です。
軒天があることで、雨水や太陽光が直接外壁に当たることを遮り、外壁材が劣化してしまうことを防げます。
軒天がない住宅を「スタイリッシュでカッコいい」と感じる方も多くいらっしゃいます。
しかし、雨水が多くあたりやすく外壁材が劣化しやすいので、経年劣化や雨垂れによる汚れに注意が必要です。

3つ目は、延焼の防止です。
近隣の住宅で火災が発生したり、ご自宅の窓から火の手が上がったりした際に、軒天がないとたちまち火が屋根裏まで届いてしまいます。
軒天には不燃材を使用しているものが多く、屋根が焼け落ちてしまうリスクを低減でき、住宅の火災被害を抑える役割もあるのです。

4つ目は、屋根裏の換気です。
住宅の軒天を下からのぞいた時に、穴が開いている軒天材や換気口を見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは屋根裏に溜まりやすい湿気を排出し、内部で結露が発生することを防ぐ、といった役割があります。

□外壁塗装時の軒天のメンテナンス方法

*研磨紙での清掃

既存の塗膜に不具合が生じている場合は、研磨紙で綺麗に取り除きます。
その後、刷毛や雑巾等で綺麗に清掃を行います。

*吸い込み止め塗布

ローラーや刷毛を使い、軒天全体にムラがないように塗布します。
塗装の塗り替え工事は、吸い込み止めの塗布の有無が大きな明暗を分けます。

*塗装

特別な理由がない限りは、基本的に2回塗りが一般的です。
どうしても2回でおさまらない場合は、3回目の塗装をすることもあります。

□まとめ

軒天には、以下の4つの役割があることを紹介しました。
・美観性の向上
・雨水や日差しによる外壁の劣化防止
・延焼の防止
・屋根裏の換気
また、外壁塗装をする際には、「研磨紙での清掃」「吸い込み止め塗布」「塗装」という工程で軒天のメンテナンスを行うと良いでしょう。