壁下地補強は必要?おすすめの場所と併せて解説します!
2023.4.5
実は、家に住み始めてから、「補強の下地を入れておけばよかった」と後悔してしまうことは多くあります。
しかし、実際に家に住み始めるまでは、壁下地補強の必要性や実施すべき場所などは分かりにくいですよね。
そこで今回は、壁下地補強の必要性や、壁下地補強をするおすすめの場所を解説します。
□壁下地補強の必要性
木造住宅の壁の多くは、石膏ボードでできています。
石膏ボードは一見すると壁になっていますが、材質的にはもろいため、一度穴が空いてしまうとそこからボロボロと崩れてしまいます。
壁下地補強をしていない、間柱がない石膏ボードは空洞に近く、「断熱材が入っているだけ」のような構造なので、建材を用いての固定がうまくできないこともあります。
また、大きな家具や棚を設置する際には、間柱の部分にしか設置できません。
そこで、間柱の位置を気にせずに好きな場所に家具を設置するために、「壁下地補強」をするのです。
壁下地補強では、壁の下地としてベニヤ板のような木材を取り付けて壁を補強します。
□壁下地補強におすすめの場所
1つ目は、土間収納の壁です。
収納部分に棚を取り付けることが多く、補強がされていないと棚を取り付けても物を置いた時に支えられません。
そのため、土間収納の外壁も壁下地補強することで、使いやすい収納にできます。
2つ目は、玄関土間です。
住宅によってはシューズボックスがないお住まいもあります。
はじめは必要なくても、後からシューズボックスが必要になるケースもあるでしょう。
補強しておくことで、後からシューズボックスや棚が必要な際に設置できるようになります。
3つ目は、洗面所です。
洗面所の中で、洗濯機の上側に収納があると洗濯の際の小物を設置できて便利です。
また、浴室側の壁も補強しておくことで、タオルかけを設置できます。
日常生活をより快適に過ごせるようにするために、壁下地補強が大切なのです。
4つ目は、トイレです。
トイレットペーパーを取り付けたり掃除用品を収納したりするための棚の設置に、壁下地補強が必要です。
□まとめ
壁下地補強は、壁の強度を向上させるために大切な作業です。
石膏ボードだけでは十分な耐久度を確保することができず、穴が空いてしまうとそこからぼろぼろと崩れてしまいます。
壁下地補強をする際は、以下の4つがおすすめです。
・土間収納の壁
・玄関土間
・洗面所
・トイレ
これらの箇所に補強をすることで、より便利な日常生活を送れるでしょう。