外壁における見切り縁とは?役割や種類について解説します!
2023.3.12

「見切り縁」という言葉を聞いたことがありますか。
日常生活においてなかなか耳にする単語ではありませんが、実は住宅において大きな役割を果たしている部分でもあるのです。
しかし、その役割や種類について「よくわからない」「聞いたことがない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、外壁における見切り縁の役割や種類について解説します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

□そもそも見切り縁とは?外壁の中でどのくらい重要?

「見切り縁」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。
「みきりぶち」と読む単語で、塗装業界では頻繁に聞く単語の一つです。
しかし、日常生活ではほとんど耳にする単語ではないので、初めて聞いたという方も多くいらっしゃるでしょう。

まず、「見切り」とは、「仕上げの終わりや、複数の仕上げの取り合い部分のこと、または、そのおさまりのこと」と言われています。
これだけでは何のことをいっているのかわかりにくいですが、要するに、複数の面や仕上げが異なる部分がくっついてる箇所を指します。

すなわち、「見切り縁」とは、天井と壁、壁と床、のように、住宅において異なる部分が接する箇所に設置する部材のことです。
住宅には、さまざまな「見切り」が存在しています。
そのため、「見切り縁」にも、それに対応するだけの種類があるのです。
ここからは、その種類についてご紹介していきたいと思います。

・回り縁(廻り縁)
回り縁は、天井と壁が接する部分に用いられる見切り縁です。

・幅木(はばき)
幅木は、壁と床が接する部分に用いられる見切り縁です。
壁が傷ついてしまったり、汚れてしまったりすることを防ぐために用いられます。
また、デザイン性を向上させるという効果も持ち合わせています。

・畳寄せ
畳寄せは、壁と畳が接する部分に用いられる見切り縁です。
和室において、畳と壁の間にできてしまう隙間を埋めるという用途があります。

・雑巾ずり
雑巾ずりは、幅木と同じく、壁と床が接する部分に用いられる見切り縁です。
これも、壁が傷ついてしまったり、汚れてしまったりするのを防ぐ効果があります。

□まとめ

見切り縁とは、天井と壁、壁と床、のように、住宅において異なる部分が接する箇所に設置する部材のことです。
どの場所に用いるかによって、異なる種類の見切り材を使用します。
見切り縁には、壁が傷ついてしまうことを防いだり、汚れてしまうことを防いだり、和室の畳と壁の隙間を防いだりする、といった効果があります。
マイホームを建てるときは、ぜひ見切り縁についても理解を深めてみてください。