シーリングの打ち替えの基礎知識と流れを解説します!
2023.3.4
シーリングには「打ち替え」と「増し打ち」の2種類があるのをご存じですか。
決定的な違いを簡単に説明すると、古いシーリングを取り除くかそのままにしておくかです。
本記事ではより詳しくシーリングについてご紹介し、シーリングの打ち替えの流れも併せて解説します。
□シーリングの打ち替えとは?
シーリングの打ち替えとは、傷んでしまった古いコーキングを撤去し、新しいコーキング材を充填し打ち込む方法です。
また、「打ち替え」と似た方法に「増し打ち」があります。
増し打ちは、古いコーキングの上に新しいコーキング材を追加する方法です。
この2つの大きな違いは、費用面です。
打ち替えは、コーキング撤去の手間があるので、増し打ちよりも多少費用がかかりますが、傷んだ部分をしっかり取り除けます。
一方、増し打ちは、作業の手間が少ないため、安い費用で済みますが、古いコーキングの状態が悪いと塗り重ねた部分だけ剥がれてしまう可能性があります。
この2つの方法はどちらも一長一短があるので、自宅の外壁状況に応じて使い分けるのがおすすめです。
□シーリングの打ち替えの流れをご紹介!
シーリング材は経年劣化によって、亀裂ができたり、剥がれたりして、建物の防水性を低下させるので、新たなコーキング材を塗り、雨水の浸入を防ぐ必要があります。
ここでは、前章でご紹介した「打ち替え」の流れを解説します。
まず、コーキングの劣化を確認します。
この章の冒頭でも述べましたが、コーキングは経年劣化により、ひびが入ったり剥がれたりします。
そのため、現在のコーキングの状況を確認します。
2番目に、劣化したコーキングを抜き取ります。
カッターを使用して劣化した部分のコーキングを切り、抜き取ります。
3番目に、養生をします。
新しいコーキング材が外壁面やサッシなどの建具に付かないように、ラッカーテープを使ってきれいに縁取ります。
4番目に、プライマーを塗り、新しいコーキング材を注入します。
新しいコーキング材を接着しやすくさせるために、プライマーという専用塗料を塗ります。
その後、新しいコーキング材を注入します。
5番目に、コーキング材を均一にして、定着したかを確認します。
ハケを使ってコーキング材をきれいに均一にします。
均一になったら、コーキング材の定着具合を確認し、ラッカーテープを剝がします。
これでコーキングの打ち替え工事の完了です。
□まとめ
本記事ではシーリングについて、シーリングの打ち替えの流れについて解説しました。
「打ち替え」と「増し打ち」にはメリットとデメリットがあるので、ご自身でどの部分を優先させたいかを考えてから選択してください。
コーキングは劣化を防ぐための大事な工事なので、もし本記事を見てシーリングをしようと思われた方はぜひ当社までご連絡ください。