外壁塗装で行うシーリングの役割とは?必要なタイミングも併せてご紹介!
2023.2.16
外壁塗装を検討していると、「シーリング」という言葉を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
しかしシーリングがどのような役割をしているのか理解している人は少ないです。
そこでシーリングの役割とシーリングが必要な外壁の状態をご紹介します。
ご自身の外壁に新しくシーリングを塗装する必要があるかどうか確かめてみてください。
□シーリングの役割とは?
外壁塗装においてシーリングにはどのような役割があるのかご紹介します。
1つ目は外壁材を長持ちさせることです。
シーリングは樹脂製で弾力があるので、膨張や収縮に柔軟です。
シーリングがあることによって、外壁材が破損することなく長持ちします。
2つ目はひび割れを防止することです。
外壁は地震の揺れや大型自動車が通った際の揺れ、気温による温度変化などの影響で、膨張と収縮を繰り返しています。
仮に硬い素材が外壁材に敷き詰められていた場合、外壁が揺れや温度変化に柔軟に対応できず、ひび割れがを引き起こしてしまうことがあります。
樹脂製で弾力の特性を持つシーリングは、外壁材の間に充填することでクッションの役割を発揮し、ひび割れを防止できます。
3つ目は隙間を埋めることです。
外壁の隙間を埋めずに放置したままにすると、隙間から雨水が浸入したり汚れが付着したりして外壁の寿命が短くなります。
外壁の劣化が進行しないようにするためにはシーリングが必要です。
□シーリングが必要な外壁の状態とは?
シーリングは、気候や外的要因などの影響で劣化が進行します。
また、劣化が進行すると、大きなひび割れができる可能性があります。
外壁の安全性を確保するためにも以下の症状が見られた場合は、メンテナンスや補修を行うようにしましょう。
*ひび割れ
ひび割れは、紫外線を浴び続けることで、発生します。
シーリングに含まれる可塑剤と呼ばれる成分は、紫外線によって気化します。
この現象により可塑剤が表面に浮き出て、シーリング材が硬くなり、伸縮性が失われ、ひび割れを引き起こしてしまいます。
*剥がれ
剥がれは、ひび割れが進行することによって発生します。
また外壁にシーリングを施す際に、プライマーと呼ばれる塗料がしっかりと塗布されていないことで、接着が十分ではなく、シーリングが剥がれてしまうというケースもあります。
□まとめ
本記事では、シーリングの役割とシーリングが必要な外壁の状態をご紹介しました。
シーリングは外壁の防水性や耐久性を維持するための重要な役割を果たしてくれます。
外壁にひび割れや剥がれが見られた場合は、シーリングを塗り替える検討をしましょう。