屋根の張り替え時期の目安とは?劣化状況から張り替えの時期を紹介!
2023.2.5
屋根の張り替えはどのタイミングで行うべきか分からず、ネットを使って調べている方も多いのではないでしょうか。
張り替えのタイミングをそのままにしていると、自宅の寿命が短くなる可能性があるので、耐用年数と屋根の劣化状況を参考にすることが大切です。
今回は、屋根の耐用年数と張り替え工事が必要になるタイミングについてご紹介します。
□屋根を張り替える目安の時期について
屋根の張り替え工事は、築20から30年が目安です。
屋根は一般的に20から30年ほどで耐久性が低下し、割れや錆びが発生し始めます。
耐用年数は屋根材によって変わるので、ご自宅の屋根の種類を確認し、以下の耐用年数を参考にしてみてください。
スレート、セメント瓦、モニエル瓦の耐用年数はおよそ20年から30年です。
粘土瓦の耐用年数はおよそ60年から80年で、トタンの耐用年数はおよそ10年から20年です。
屋根材の耐用年数はあくまで目安のため、メンテナンスを怠ると早く張り替えを行う必要があるので注意しましょう。
□屋根を張り替える時期を劣化状況から解説!
1つ目は、屋根材に損傷がある時です。
スレートや瓦屋根は、ひび割れや欠けなどの損傷が見られたら、張り替え工事を行いましょう。
損傷が屋根の広範囲にまで広がるまで張り替えずにいると、雨水が屋根内に浸入する可能性があります。
2つ目は、屋根にコケが繁殖している時です。
主にスレート屋根の場合、屋根の塗膜の効果がなくなり、湿気の影響を受けることで屋根表面にコケが繁殖していきます。
この状況が見られたら、スレート屋根の張り替えを行う目安です。
コケは、屋根の見た目が悪くするだけでなく、屋根材の中に根を張り、屋根材を劣化させる場合があります。
そのため、塗装ではなく、張り替えを検討しましょう。
3つ目は、屋根材が柔らかくなっている時です。
これも、主にスレート屋根に現れる劣化症状です。
屋根表面が波打っている場合は注意が必要で、屋根材内部の素材まで水が浸透している可能性があるので、早急に張り替え工事が必要です。
4つ目は、既に雨漏りが発生している時です。
張り替えのタイミングを逃して放置していると、雨漏りが発生し、建物内に水が浸入することがあります。
このような状況は、屋根材だけでなく、防水シートの劣化、下地木材の劣化も発生していることがあります。
建物自体を傷めてしまう前に張り替えを行いましょう。
□まとめ
今回は、屋根の耐用年数と張り替え工事が必要になるタイミングについてご紹介しました。
屋根の張り替えは耐用年数から大体の時期を把握できますが、自宅の屋根の状況によって変わるため、張り替える目安になる劣化状況を確認することが大切です。