外壁がモルタルの方へ!寿命と補修のタイミングを解説!
2022.12.20
次のモルタル外壁の塗り替えはいつ行えば良いかご存知ですか。
モルタル外壁にしたものの、どれくらい保つか知らないで適切なメンテナンスを行わないでいると、危険な状態になることがあります。
そこで今回は、モルタル外壁の寿命と塗り替えるタイミングについてご紹介します。
□モルタル外壁の寿命は何年?
モルタル外壁の寿命は、30年といわれています。
ただし、この数字はしっかりとメンテナンスを行っていた場合です。
外壁を手入れせずにいれば、劣化するのは当たり前であり、寿命も短くなるでしょう。
外壁を丈夫に保つためには定期的な塗り替えを行い、保護する必要があります。
次の章では、塗装のタイミングについて紹介します。
□塗り替えるタイミングはいつ?
寿命は30年と説明しましたが、必ず維持できるとは限りません。
ここでは、塗り替えるタイミングを危険度が低い順にご紹介します。
1つ目は変色が見られた時です。
変色はモルタル外壁の塗膜に含まれる樹脂が雨や紫外線により劣化することで発生します。
壁の色がくすんでいたりツヤがなくなったりしていた場合、変色を起こしている可能性が高いことを頭に入れておきましょう。
今すぐ塗り替える必要はありませんが、そのままにしておくと悪化します。
2つ目はカビが発生した時です。
湿気や太陽が当たりにくい場所のモルタル外壁は、カビや苔が繁殖しやすい傾向にあります。
このような現象は、塗膜の耐水性や防カビの効果が薄くなっているサインです。
放置しておくとカビや苔がどんどん増殖するため、塗り替えはカビや苔がひどくなる前のタイミングで行いましょう。
3つ目はヘアークラックと塗膜の膨れが見られた時です。
ヘアークラックとは、幅0.2ミリ〜0.3ミリ以下のひび割れのことです。
ヘアークラックに雨水が侵入すると、モルタルの構造部分の腐食や雨漏りを引き起こしかねません。
まだ細いから大丈夫と安心せず、ひび割れを埋め、塗装を施す必要があります。
また、ヘアークラックから雨水が侵入したりモルタル外壁に含まれる湿気によって膨れが見られたりすることもあります。
塗膜の膨れは外壁の保護機能を失っている危険性があるため、早急に取り除くようにしましょう。
4つ目は、構造クラックがあった時です。
構造クラックはヘアークラックより深刻な状況で、幅3ミリ以上で深さは5ミリ以上の大きなクラックを指します。
放置したままだと、モルタル外壁だけでなく住宅自体も脆くなり、倒壊する危険があります。
そのため、早急にコーキング剤で埋めて塗り替えを行いましょう。
□まとめ
今回は、モルタル外壁の寿命と塗り替えるタイミングについてご紹介しました。
みなさんのモルタル外壁は大丈夫でしょうか。
危険度が低いからと安心せず、余裕を持って塗り替えるようにしましょう。